勉強について

「いくら努力しても伸びない」っていう人は、その伸びないのを、
「自分に才能が無い」って事のせいにして逃げてるんだと思う。
才能はみんなにある。


と、こう言っている人がいた。この発言はあまりにも軽率だと思う。
本当に努力している人の前で同じことが言えるだろうか。
いくら頑張っても結果が出てない人は、怒り、泣きたくなるだろう。
鬼としか思えない。人間性の薄い、「悪魔の正論」だ。
努力して結果が出てる人だから言えることなんだろう。


物事を1回聞けば理解できる人がいて、5回聞いてやっと理解できる人がいるとする。
――これはごく普通のこと、日常でもよくある事象である。――
この5回聞いて理解できる人は、1回聞いて理解できる人の5倍の努力をしなければ、
1回聞いて理解できる人に追いつけない。
この両者が同じ量の努力をしたならば、その結果、差は5倍にもなる。
人間は60億も存在する。皆の潜在能力が全く一緒だとは考えにくい。
やはり、何かしらのジャンルにおいてハンデを背負っているものだ。
その個人差が「才能の違い」である。同じ努力量で同じように出来るとは限らない。


プロフェッショナルになるには、「その才能+努力」が必要だ。
「才能」「努力」のどちらが欠けてもたどり着けない。
そして、いくら頑張ったって辿り着けない領域ってものはある。
僕の日記、2005.10.12 あきらめモードを参照して欲しい。


僕に足りないのは「才能」以前の「努力」。
才能があるかどうかは知らないけど、努力をしていない事だけは確か。


あ、ひとつ言っておこうか。才能が無いからって嘆くな。まずは努力をしろ。
本当に努力したのなら、自分にその才能があるかどうかが見えてくる。
そこで初めて、「あきらめてもいい」と自分に声をかけることが出来る。