君と僕-イロンナイロ-

時は一刻一刻を正確に刻むが、その中で千鳥足で足踏みしてる僕。
本音より建前や常識が正しいとされる中でアゲハになり損ねたサナギ。
空高くを舞う三光鳥は眼をかすめることなく狩人に撃たれ地に落ちる。
掻き分けることの出来る草の根さえあれば、もう少し頑張れるのに。
目の前に広がるのは劣化コピーされた生態系の頂点が蔓延る色の無い世界。
井の中の蛙刑務所の中が天国、強迫観念と偏見に縛られた囚人達。
傍から見ると一種の宗教、若しくは歯車を兼ねた機械仕掛けのお人形。
その胸の奥で眠っている「あなた」方の救済のためにあるのが本来の娯楽。
世が娯楽で溢れると、本能から生まれる追求意志が薄れかえって堕落する。
「トライ、リトライ」の掛け声が空回りする会話上の甲子園球場
こんな状況から抜け出すためにはあと一歩、人より一歩先に踏み出せばいい。


振り向くな 後ろに未来はない(by GAKU-MC