大晦日ですねえ、何か忘れてるなあ、とぼんやりしていたのですが、
そうだ、コミケだ、冬コミだ、ave;newの新作だ!!!
うわあぁぁぁ!誰かに頼んでお使いに行ってもらうの忘れてた!
でも相当な行列が出来ていたらしいので、お使いにしては重労働。
らっぷびとを時給1200円くらいで雇って行ってもらえば良かった…。
コミケって田舎人の目の敵なのですね。ああ、初回盤、残ってるといいなあ。
なんかちょっと首吊りたくなってきました。Tシャツもストラップも欲しかったよぅ。


さてそれでは僕の選ぶ2007年良曲集を紹介します。
ave;newの新作抜きですがね。う、ううっ…。


まずはシングル部門。


FAT MAN SPIRAL pt.2 / DEJI
(アルバム「HEAVY WEIGHT TANKS」収録)
カトウケイタビーツにどこか田舎臭さが抜けないDEJIラップ。
トラックカッコ良いのにテーマがテーマなのでリリックは笑える、
でもちょっと切ない、この2面の同時進行とは、DEJIはやはり上手い。


ワクワクぬけがけ大作戦 / dorlis×SOFFet
(シングル「Swingin' Party2〜ワクワク♪Jive×Jazz×Jam〜」収録)
ドーリスとソッフェのセッション作。
ソッフェは余り好きじゃないけど、このコラボは間違いなく成功。


向日葵 / Duca
CUFFSの「おにいちゃん だぁいすき!〜LOVE? or LIKE?〜」主題歌。
タイトルからしてゲームをプレイする気は起きないけれど、
この主題歌は夏にヘビロテしたくなります。良質な音楽って埋もれてるなあ。
ショートバージョンのダウンロードはこちらから↓
http://www.cuffs.co.jp/05_suki/download/download.html


Monochrome Searchlight feat. The Reservoir Voxx / ECCY
(アルバム「Floating Like Incense」収録)
情緒に富んだリリックが非常に味わい深い一曲。


Free / KEN THE 390
(アルバム「More Life」収録)
気持ち良い、気持ち良すぎるの一言に尽きる。
昨年も書いてた気がするけど、気持ち良いヒップホップをやらせたら、
KEN THE 390に敵う人はいないと思う。
「忙しぶって大人の振り〜不思議の国」までのラインはパンチライン


THE CHRONICLE / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
2ndアルバムの件があるので期待はせずに、
「限定」と言うことで買ったのですが、これは良い曲。
DJ WATARAIビーツに、異様に迫力があります。
しかし3rdアルバムは普通。悪くはない、程度。


ポリリズム/Perfume
福岡のタワレコで流れていたのを聴いて即購入。
その日は寝ずに朝までPVをループ再生していました。


Velodrome (Nomak Remix) / Pismo feat. Shing02
まるで大自然の中にいるような気持ちにさせられる曲。
Nomakが音を創ってるんだからそりゃどの曲だってそうさ、
と言われたらそれまでですけどね。


I still love H.E.R. / TERIYAKI BOYZ feat. Kanye West
そりゃカニエさんにプロデュースしてもらえばよくもなるさ。
海外の人が日本にビートを提供するときは大抵微妙な物ばかりですが、
これはカニエさん、出し惜しみしていません。世界基準のプロの仕事です。


PHASE 3 / THA BLUE HERB


Shine like a star / WISE
元々期待していなかったけれど意外と良かった曲。



元気でやってるのかい? / イルリメ
ラップ+歌謡=この曲、聴いてて不思議!
前向きすぎてつんのめって転んじゃったよオイ!ってノリ。


キンミライ。 / ナイス橋本
ラップもリリックも平凡なんだけどなんとなく好きで聴いてます。


寝・逃・げてリセット! / 柊つかさ(福原香織)
(らき☆すたキャラソンvol.3に収録)
寝起きにこれを聴くと、「まいっか」と二度寝してしまいます。


適齢期なレイディ / 黒井ななこ(前田このみ)&成実ゆい(西原さおり)
(らき☆すたキャラソンvol.12に収録)
インストの出来が素晴らしい。これでラップしたい。


だんご大家族 / 茶太
(シングル「メグメル/だんご大家族」収録)


ストロベリmelody / 中川翔子


恋する天気図 / 堀江由衣


続いてアルバム部門。


THE BEGINNING / Romancrew
真直ぐなジャパニーズヒップホップを見せてくれたアルバム。
2007年の頭からこのアルバムに出会い、
「今年のNo.1J-HIPHOPアルバムは決まったんじゃね?」
と思っていた時期が僕にもありました。


HARMONY / FreeTEMPO
捨て曲無しってことで。


Grand Blue / Jazztronik
この一枚に出会えてよかった。


Graduation / Kanye West
ラップも浮いて聞こえ、もはやHIPHOPと言えるのか、
飽きるのは早いかもしれないけど、人を惹きつける力は強く、
カニエ節は絶対に壊さない、そんな3枚目のアルバム。
ボーナストラックの「Bittersweet Poetry」との接し方には困る。
可愛すぎるんだよなあ。ジャケットには一番合ってる曲だけどね。


Calm / Nomak
優しいなあ。第一印象はこれ。
まとまりはあるけどまとまりすぎてる感じは否めない。


街風 / Seeda
周りの評判はあまり良くないようだけど、確かに、
以前のアルバムと比べると劣化しているように感じるかもしれないけど、
それでも客演やプロデューサーの力がプラスに働いているので良作だと僕は思う。
インストの良さがそう思わせる要因のひとつかもしれないけれど、
KREVAも上手くSEEDAに合わせてビートを作ってラップしてくれたと思うし、
BOSSだって四街道ネイチャーだって、相変わらずだしカッコイイ。
でもスミフンの違和感は確かに拭えなかったかも。何故にスミフン…。


With a Loop and Some Swing / Think Twice
そりゃあ、スペシフィクスのプロデューサーが作ったアルバムだ、
悪いわけがない。小奇麗な雰囲気を仄めかしつつも少し泥臭さを感じる。
ほんの少しだけどね。それがいい。


詩人の刻印 / 小林大吾
これを仮に「日本語ラップ」にカテゴライズするなら、
2007年の日本語ラップアルバムでも1、2を争う作品。
音源初披露のラップも趣があって楽しめます。
そもそも僕ごときが語れる作品ではない。皆さん聴いてみてくださいな。


NZM EP(CD-R) / 鼠
正規リリースされてないのでどう扱ったら良いかわからないけど、
兎に角スキルフル。次々と脳髄へとライムを叩きつけられます。


8WM/NOVAKANE / Black Sheep
これを忘れていた。2007年の洋HIPHOPで一番良かった、と思う。
(新譜を余り聴かないので断言は出来ませんが)
いかにもなHIPHOPアルバム。
ただし昔の彼らを期待して買うのはお勧めできません。
しかし90's臭はちゃんと漂わせています。


まだRUMIもHisomi-TNPも聴いてないんですよね。
そんな不完全な中での2007年良曲集。


それでは皆さん、良いお年を。