雨が降る

なんともじめじめした季節になってきましたね。
まいど気持ちまでじめじめしてきたDAM-Tです。


就職して一年と数ヶ月が経ちすっかり職場にも溶け込み、
ミスも小慣れた仕草でひょいひょいと乗り越える日々。
そんな中、最近多くなってきたのが、
セミナーを開催するに当たっての助手、
得意先絡みの合コンでの面子合わせでして、
そこに呼ばれる理由がいずれにしても
「愛想良くしゃべくり倒して場を盛り上げる」
事が出来るだからだそうな。引きこもりを捕まえてなにを言う。


そんな私が人からそんな風に捉えられてしまうのは、
これまでMCとして何度もステージに立ったことがあるからでしょうか、
といってもあの頃僕が夢に描いたステージとはまた別のステージで
活躍する羽目になってしまっているのはなんとも皮肉なお話ですが、
先輩方に頼りにされるのは悪くないもので嬉しい限りです。



しかしまあ、いつも笑顔の僕にだっていろいろと思うところはありまして、
今だって嫉妬と妬みで卑屈の限りを尽くしている真っ最中でございます。
いくらDEV LARGEが「俺の芝生が一番青い」とライムしようとも、
どうにも隣の芝生の方が青く見えホールインワンしたい気持ちになるのです。


今こそ充実した毎日を送っておりますが、
根暗で引きこもりだった中・高校生、大学生時代を思い出すと、
まるでブラックホールのような真っ暗闇の中に意識が吸い込まれ、
それまでの出来事が一切なかったかのように思えることがあります。


「あの時ああしていれば、こうしていれば」
未来は誰にもわからないのだからどうしても後悔は先に立たず、
しかし飲み込まれてばかりでは気を病んでしまうのであまり考えず、
ヒエラルキーの底で、その場その時限りの贅を貪り漁る日々でございます。




そうして大切なものを少しずつ、
それこそ誰も気づかないようなひと雫を、
何度も、何度も落とし続けると最後にはどうなってしまうのか。
その先に僕はどういう状態でこの世界に残留しているのか。
ああ、人生は面白い。自分の手でいくらでも変えることができる!



・・・はずなのに、何もしない自然であることを美徳とし、
淡々と過ごすことを選んだ大バカ者がココに一人います。
どうか他の人には僕のようになって欲しくない、
そもそもならないのかもしれないけども、
そういうささやかな願いをこめ、今日と言う日を終わりたいと思います。