廃業

Amazon妄走族の「GRAND CHAMPION」が、
7700円で売ってありました。世も末だなあ。
頑張ればその十分の一以下の値段で買えるのに。


音声合成エンジン、ボーカロイドが凄いです。
初めてその存在を知ったとき、どうせ大したことないんだろう、
と、高をくくっていたのですが、それはトテモ甘い考えでした。
ave;newのdRESS氏がこのボーカロイドを使って打ち込んだ曲が此れ。
http://blog.avenew.jp/archives/76
(※上記URLより聴くことができます)
うひゃぁぁ、ロボボイスじゃない!カタカナっぽくない!
dRESS氏だからこそここまでできるのでしょうが、それにしても凄い。
此れは欲しい、Hook歌わせたりバックコーラスとかサイドキックに入れたい!
まだ合成に不自然な、拙い部分がありますが、にしてもこうまで出来るとは。
もう少し進化するのを待ってから買おうかなあ。
でもそれだけまたインターフェイスが複雑になってそう…。


もう僕には何も書くことが出来ない。
CLANNADをプレイしていて、言葉とメッセージの並行を感じた。
僕はいつだって言葉がメッセージに一歩届かず、妥協妥協妥協。
松本アンダーグラウンド氏の「言葉は、想いを超えない」は、
自分でも以前から感じていたことだし、その中でも輪郭を辿って、
ベストを尽くすことが曲を作り届けるということだと思っていた。
でも、今は思考とメッセージがものすごいスピードで脳内を駆け巡って、
いくらそれを辿ろうとしても尻尾すら掴ませてくれない、
常にオーバーフロー状態。もう語彙が足りないとかの問題じゃあない。
語彙は確かに満足していないけれど、いくら言葉を蓄えたところで、
この速さには到底追いつける気がしない。
だからここ数ヶ月、僕の作った曲はひとつの言葉に意味を乗せすぎて、
さらにそれを並べるわけだからもうわけわかんない。
元々、8バースくらいないと書けないことを3バースに収めるとなると、
やはり内容が飛躍してしまうし、後に自分でもどう意図したのかも辿れない。
いや、8バースも書けるならまだ良かった。
今は頭の中をメッセージがパンクしそうなほどに詰まっていて、
逆にどれを拾っていけば良いのかわからなくなってる。
拾おうとしても、次から次に流れていくから、何も考えて無いのと一緒。
今書いているこの文章だってまだ、書こうとしていることを書けていない。
思ったことをストレートに書く、それがラッパーではないのか。
だから日本のラッパー達は自由に発達し、個性が曲という形になって現れた。
喜ばしいことじゃあないか。思ったことをストレートに書くということは。
時にライムをひねったり、言葉遊びで脳みそをくすぐったりするけども、
それでさえ僕はストレートに書く、に内存する素晴らしき伝達手段だと思う。
でも僕には、もう何も書けない。ラップで伝えたいことがたくさんあったのだけれども、
それさえも解らなくなってしまった。僕のメッセージの背中すら見えない。
もうそれはここまで届かないよ…、泣きそう。
言葉は想いを超えないけど、限りなく近づけることは出来るはずだし、
そういった作品は世の中にちゃんと、たとえその場がアングラだとしても、
ちゃんとリリースされているわけだし、不可能なことではないんだ。
「夢を描くなら誰でも出来るけど夢を見せる人は限られてる」と、
タカツキ氏が言っていたけど、所詮僕は後者にはなりえなかった。
悲しいけれど僕には歩けない道、だから僕は、別の道を歩む、
諦めはしない、その別の道を歩む事だって、同じゴールに繋がってる。