その4

リアルタイムか否か。


Q. 劇場アニメ「時をかける少女」はどうだった?


どうだったって…、感想かなあ。
感想なら去年も書いてるんだよねぇ。
(こちらを参照→時をかける少女と - 今を生きる〜DAM-T’s DIARY〜)


ネタバレ含むかもしれないので観てない方は読まない方が良いかも?


いやはやこの作品は何度、目にしてもやはり面白いね。
SFのベーシック、王道をテーマに扱っただけに馴染みやすいし。
アニメの方はというと、舞台を現代にあわせたアレンジが面白い。
青臭い恋愛、ジャイアントスイング、いじめ、妹、プリン。


真琴が功介&果穂を追っかけててボロボロになるシーン、
傷があまりにも酷すぎて、それでも尚叫び続ける姿には涙。
最後の方、真琴がわんわん泣き出すシーンにももらい泣き。
そりゃ悲しいよ。今まで散々仲良くしてた友達が、
急にいなくなるんだもの。この先ずっと会えなくなるなんて。
でもやっぱり最後の一言で少しは安心できたのかな。
アニメだけの人には、あの一言は微妙にわかりにくいかも?
いや、僕の解釈が合ってるとも言わないけど、一応原作寄りで。


原作といえば、原作から引き続き登場する和子叔母さん。
もうキャラがやばすぎる。その佇まいはもはや達観か。
自身の経験を「私も昔してたのよ、タイムリープ」と、
子供の戯言を軽く流すかのようにさらりと言ってのける。
経験者のクセに、だ。いや、経験者だからこそあの言い方?
あの年になっても“まだ待っている”という一途な所が良い。
それは悲しいことなのかもしれないし、そういう設定になったのは、
この先も、再び出会うことは無いということを暗示しているかのよう。
…一番好きなキャラです。真琴も同じ道を辿るハメになるのかな。
そうならないように導いて欲しかったのだけれども、
どうも真琴のタイムリープには敵わなかったようで、
真琴が飛ぶたびに意見がコロコロと変わってしまうところが可愛い。
最後はちゃんと真琴の背中を押すんだけども…、流されてるよなあ。
でも逆にしっかりしすぎてたら存在感が妙に強くなってただろうし、
そう考えると、あの人はあの位置でよかったと思う。
世代交代したんならでしゃばらないのが一番、ちょい役に意味がある。


アニメとしての一番の見所はやっぱりあのシーンだね。
校庭に真琴が後輩3人組に呼び出されて(だっけ?あんまり覚えてない)、
功介先輩とは付き合ってないって話だったんじゃないの、どうなの?
「はっきりしてください!」と、盛子&折美が真琴に詰め寄るシーン。
あそこのアニメーションが、動きが素晴らしすぎる。
2人の顔が同時ににゅぅっと迫る様、不気味を通り越して気持ち良い。
最後のタイムリープ、夕暮れ時の街から時間に飛び込む所もいいけど、
それでもやっぱり僕は盛子&折美の顔がにゅぅーっと動く所が好き。


DVD欲しい、と思ったけれども、限定版を買い逃して、
orzってなってた覚えが…。中古で見つけるまではお預けかな。


見終わった後、僕は何を思ったか。
確かに僕の一番好きなシーンは前述の通りだ。
しかしどうしても脳裏にこびりついて離れないものがある。
そう、真琴がおいしそうに食べていた冷蔵庫のプリンだ。


A. セブンイレブンにプリンを買いに行った。


かなり悩んだんですよ。340円のプリンにするか、220円のプリンにするか、
190円か、170円か、プッチンプリンか。まずコンビニに売ってあるプリンには、
香りが無い。ここが既にダメなんです。あの真琴がプリンを取り出したときに、
漂ってきただろうプリン独特の甘い香り。僕が求めているのはあれなんです。
とはいえこの時間帯に開いているお菓子屋さんがないので仕方なくコンビニへ。
プッチンプリンは説明する必要の無い、100円くらいで買えるあれ。
香りなんて当然あるわけもなく、妙に弾力が強く、ただただ甘いだけ。却下。
340円のプリンは「丼プリン」といって、その名の通り量を重視したもの。
1個500キロカロリー超えってんだから、寝る前には食べられない、却下。
220円は手作り感が出ていて、プリンの下にケーキスポンジが見られる。
いかにもおいしそうなんだけど、スポンジなんてものは要らないので却下。
最終的に170円のを買ったのですが、190円のはどんなのだったかは覚えてない。
最後の選択190円or170円で、何故170円を選んだのかというと、安かったから。
20円でも節約したい状況なんです。じゃあ食うなよって話ですけど…。


そういえば真琴の声をしていた仲里依紗さん、
番組の後に流れた映像で知ったのですが、
TVドラマ・ハチワンダイバーの受け師さん役の人なんですね。
あの人いいね〜、素朴な感じで。ハチワンドラマはアンチ派だけど、
受け師さんだけはいい。