眠る前の悪夢と25匹の羊

なんだろうこの気持ち。
哀しさをねこじゃらしでくすぐられるような感覚。
ああ、そっかぁ、やっぱりまだ好きなんだなあ…。
その奇妙な自分勝手な罪悪感と、
気持ちと言葉のちぐはぐさの間を、
隙間風がぴゅ〜って、紙飛行機をのせてる。
矛盾が凝縮されて生まれたこの優柔不断だから、
僕はいつまでたっても夜と朝の境目をうろちょろと。
基本的に死にたい人です。僕は。


まあねぇ、僕には不幸が似合うから、
幸福はいらないかなあ…。というかもう、
どこにもそういうものがある気がしないのは、
人生間違えたんだろうなあ。そだね、たぶん、
言が音に変わる瞬間に悦びを覚えた時点で、
きっと全部見失ってしまったんじゃないかなって。
ま、それが最大の不幸でそれ以降に不幸は無い。
から逆に幸福も無い。不幸が似合うというより、無だ。
りんごあめーりんごあめー。


…明日は休みだ。気晴らしに服とかレコードとかを買いに街に出よう。