REBEL FOUNDATION@BASE(福岡)

REBEL FOUNDATION@BASEに遊びに行ってきました。
Special Guestは降神のなのるなもない!


それでちょいと早めに福岡に着いたんで天神をうろついてたんですよ。
そしたら般若(妄走族)の「ドクタートーキョー」のポスターを発見。
へぇ、リリースツアーで福岡くるんだ、いつ?え、9月26日…今日?


まさかの、なのるなもない・般若のダブル福岡。
うわー…般若も見てぇよ、折角福岡に来てるんだし…。


そのまま、オープンには早いけどなんとなくクラブ・BASEへ。
クラブ・BASE周辺には既にこってこてのB-BOYたちの群れが。
これはー…やっぱりなのるなもない目当てのお客さん達かな?
と思ったら、クラブBASEからコンビニ1つ挟んだ所に、
もうひとつクラブがあった。入り口にはフライヤーが貼ってある。
9/26・Special Guest:HOKT(from NORTH COAST BAD BOYZ)


!?


え、なに今夜の福岡天神。
なのる・般若・HOKTさんが揃っちまった…。
福岡県民にとっちゃトリプルブッキングモノ。
しかもこれらのクラブは近場同士で綺麗にL字に並んでる。
クラブBASEからは両方のクラブが見えるほどに近い。


しかしここはぐっとこらえ、いや、こらえるまでもない。
俺らはなるのなもないを見に福岡にやってきたんだ。ここは譲らない。


ちなみに食事は福岡ですから勿論ラーメン!
僕らが入ったラーメン屋は兎に角、トイレが凄かった。
あんなトイレ初めて見たよ。写真撮っちゃったよ。

ちなみにこの壁のトイレットペーパーは使用できません。
写真じゃわかりにくいですが、ガラス張りになってます。


クラブに入ると入り口でコンピレーションCD-R「REBEL FOUNDATION vol.1」を買う。
出演者達の音源集。こういうの大好き。今日のイベントで先行発売だとさ。
んで、バーカウンター付近でイベント確認、GRINERさん福岡でもライブするのかあ、
お、11/1に福岡にMJPが来るのか。これは遊びに行きたいな…ってああ、
日程がTHA BLUE HERBの熊本公演と被ってる…、TBHはもうチケット買っちゃったよ。


もうライブのことを書こう。
一発目、PAY CHANNELよりDIOUF。フロウの作りが凄く上手くてかっこいい。
でも力強い暴れ馬のような声を抑え切れてない感じ。兎に角、熱さならNo.1!
お次は3MC、BIG BANG CREW。3人のマイク捌きは圧倒!バランスが良い。
彼らが終わると、今度は変な人たちが出てきた。2MCで、格好はスマート、
だけども2人とも帽子を深く被っていて目が見えない。しかも1人は、
帽子のツバを限界まで引き下げて顔が見えなくなっている、なんだか不思議だ。
しかしラップはクールにクラブ栄えするタイプで、パフォーマンスも
その深く被った帽子の奥に光る瞳のようにミステリアス。最後は7MCによる、
超絶ポッセカット。サイドキックが騒がしすぎるけどこのバイブスはヤバイ!
第一ライブショーケースを締めるはThe Back Wars。ええ…どうしてこんなに
レベルが高いんだろう福岡は。噂に聞いていた千尋さん、ラップが上手すぎる。
高い声に特異なフロウがスピーカーを通してクラブを一刀両断する。


第二ライブショーケースは、帰ってきたらしいNOZECANDY。
福岡のアングラHIPHOPシーンに触れるのは初なんで良くわかりませんが、
帰ってきたらしい。この人もかなりのハイトーンボイスで、
奇怪なフロウを巧みに操り(むしろ振り回されたり…?)、他に類を見ない。
ネクストマイクはBOOK、地味なラップだけど凄く味のあるフロウと声質で、
リスナーにリリックを聞かせるタイプで結構好みだった。音源で聴いてみたい。
3番目は、Hackが見たがっていた信狂楽団。あー…今日一番やばいこれは。
みんなしてありえないほどの滑舌の良さで高速ラップを次々と披露。
もちろん上辺だけのラップではなく、腹からしっかり声が出てるから尚更、
フロウに表情が出ている。特にメンバーの中で最も声の高いmarimoさん、
彼は動きも併せて今回のMVP。あれだけ安定した高速ラップと高速ムーヴ。
そういえばmarimoさんの数年前に作られたデモ音源を持ってたっけ、
と思い只今部屋を捜索中。
第二ショーケースラストはオーガナイザー、SMORKIN EKS TENSION。
トラックの音が消える瞬間にマイクを外して叫ぶ姿はカッコよかった!
今度12インチ切るらしい。Wenodでも予約できるし、ちょっと気になる。


3時45分ごろ、DJ KOR-1がブースへ。
曲が始まるとブースの裏からなのるなもない登場!!
…あれ?いつの間にブースの裏に移動したんだろう…?
最前列だからわかるけど、それらしき人が移動した様子はなかった。
ブースへの裏道も無い。もしや二時間くらいそこにいたのかな?


いやぁ、まいったね。彼はヒップホップという枠の中に既にいない。
しかしやってることは紛れもなくヒップホップだ。矛盾?
聞き手はヘッドバングするでもなく、ビートに肩を揺らすこともない。
ちゃんとHIPHOPのビートが鳴り響いてるけど腰を振るねーちゃんもいない。
ただ皆不動で、中には腕を組でいる人もいて、なのるの言葉を聴いていた。
時々彼の言葉に、頷かされ、そのときに首がゆっくり前後に動く。
なのるの合間の語りさえも既に曲の一部であり、彼の語りもフロウであり、
30分のショーケース丸ごと、彼の世界だった。最後はフロアから温かい拍手。


で、だ。


ステージに上がり座り込んで「イェーッ!」「ウォゥッ!」とか叫んでた、
あいつらはどうにかならないのか。こいつら絶対なのるを見にきてない。
「Shermanship」の途中で2、3人くらいいなくなっていたから間違いない。
それでも残った奴らはステージに座り込み続け、バカみたいに叫んでた。
OK、それが他のMCのショーケースなら、まあ、良いんだ。
客を盛り上げてフロアを熱くするMCたちにとっては、そういうのも必要だ。
しかし相手はなのるなもないだ。なのるが真剣に語り始めたときには、
そいつらの1人が「お前、正座で聞けよww」と、隣の女に囁いていた。
悪乗りも大概にしてくれ。そのノリが欲しいならHOKTに行ってやってくれ。


大体、誰がなのるのショーケースで火の付いたタバコを左右に振るんだよ…。
なによりそれに関しては、まず危ないから、止めてくれ。俺の顔を掠めたぞ。


わざわざ隣の県から見に来たってのに、台無し、気分は最悪だ。
折角の良いイベントだったのにな〜。一部の客のマナーが酷すぎた。


なのるなもない氏に話しかけてサイン貰ってきました。

サイン下さい、って言うと、おもむろに何かを書き始め、
ペンが止まると考えて考えて推敲して、また書いての繰り返し。
結構長い時間だったな…、そうして出来上がったのがこれ。
本人、サインの内容についてすごく悩んでくださってました。
可愛い人だなあ。