やあ、ミスター。元気にしていたかい?
僕はテンプレートから引用すると、一身上の都合、
ってやつでね。ちょいとこっちを留守にしていたんだ。


クリスマスも終わってようよう、
人に言われて今更ながら気付いたんだよ。
もうあと4日で今年も終わりですってよ。
僕はもう、あとこの4日が無事に終わるのを祈るだけだよ。
年末はいろんなものが急に押し寄せてきてね、


小火騒ぎ、交通事故、そして高熱で寝込んで、最後には、


僕の手のひらの上で大事に育ててた青い花が、枯れちゃってさ。
塩水ばかり与えていればさ、そうなることも分かってたけど、
ずるくて嫌な男だよ僕は。素直に「じゃあね」も言ってあげないんだ。
君に出会った秋口は温かかったけど夜はどうも冷え込んで、
その茎が折れないようにそっと抱き寄せた夜が何度もあったよね。
時には、穢れを知らないその花弁にそっと触れたこともあった。
でも僕は壊しちゃうのがどうしても怖くて、結局何にもできずに。
傷つけ続けるそこに、愛がないわけじゃないんだよ、なんて、
僕が言うのも変な話だけど、その香りにどうしようもなくなって、
トリップしちゃった結果がこれだよ。あらあら、まだ雨はやまないね。


僕の、ここ、ここじゃわかんないよね。僕もわかんない。
兎に角ここにないものを埋めてくれてから随分僕も明るくなった。
ただちょっとそのパズルのピースは、僕のこことは形が違ってて、
うまくは嵌ってなかったけれど、不恰好ながらも楽しく笑ったり。
土砂降りの雨が降る日の前夜に、僕が共に折れることを考えると、
やっぱり次の日は大雨が降ってさ、鉢ごと部屋に上げてさ。
なんだかんだでうやむやになって終わる夜さえも楽しんで。



そんな哀しいこと言わないで?僕はちゃんと、夢中だったよ。

DAM-Tのメールより)