一年目の手紙

りるでぃっていう、素敵な歌のお姉さんがいるんだ。
彼女の歌声は海の宝石みたい青く透き通ってるんだよ。


そんなお姉さんの日記から、
うらないみたいなのを貰ってきたんだ。
“付き合い始めてからちょうど一年目”という
設定の恋人から皮肉いっぱいのお便りが届くんだ。
さっそくやってみたよ。



一年目の手紙

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だむさんの恋人からお手紙が届きました。

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今日で付き合って1年が経ったんだよね。
あっという間だったなぁ…。
ということで、今日ぐらいは自分の気持ちを
しっかり伝えようかなと思います。
何言われるんだって、ビクビクしてない？（笑）


何から書こうかな。
この前だむの財布になぜかチリチリの毛が挟まってた話？（爆）
あれはかわいそうだからいいや、面白いけど。


ついこないだ、喧嘩したよね。
だむって電話に出ないことが多いから、
私が「そんなの携帯持ってる意味ないよ！」って怒って、
だむも逆ギレして…。電話に出ないことよりも、
普段からだむは私のこと面倒くさがってるんだなぁと感じるから、
私もそういうところでつっかかっちゃうんだ。
だむはあまり私に興味ない気がするよ。


それとさ、最近だむは自分のことばっかり考えていて、
あまり私のほうを向いてくれていないよね。
この前も、私が風邪引いて高熱で寝込んだときに
「会えないなら、ちょうどいいからおれは飲み会にいくわ〜」
とか言ってたし。さすがにあれはショックだった。なんかさ、
元彼はそういうときに「何かしてほしいことある？お見舞いいこうか？」
とか言ってくれたから…。


だむがもともと自由人なのはよく分かっていたんだ。
でも人を傷つけるような横暴さは、想像してなかった。
きっとこういうこと言うと、だむは「めんどくさっ」
って一言で終わらせるんだと思うけどさ。


なんか、つい悪いことばかり頭に浮かぶや…。
もっと前向きなこと書くね。


これでもね、私はだむに感謝してるんだよ？
当時、元カレのことが頭から離れなくて苦しんでいた私に
「元カレを忘れられたら、おれと付き合ってくれ」って
だむが言ったんだよね。普通「おれが忘れさせてやる」
って言わない？（笑）
でも、そういう地味で徳川家康的なところが私には癒しだったんだ。


だむが言ってくれた「幸せにしてやるとは言えないけど、
おれは君と幸せになりたい」ってセリフを今も信じているから、
私はこれからもだむと一緒に歩んでいきます。だむがいつか
「幸せにしてやる」って言えるようになったらもっと嬉しいけどね。


これからも決して平坦ではないと思うけど、この一年間のように、
お互いを信じて乗り越えていこうね。
それと女子高生が階段にいるとき、
さりげなく見上げるのはやめてね（笑）。


ではでは、これからも末永くよろしくお願いします。
だむがいてくれてよかった。ありがとう。


P.S.私の胸を掴んで
「これがフォークボールの握り方」とかやらないでください。

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…まあ、こんなのは鼻をほじりつつ暇つぶしにするものさ。


自分勝手なのは認めるよ。僕は優しくなりたい、って考えを、
ガッチガチに固めて持ってるからとげとげしさが目立ってね、
そのガチガチの優しさが人を傷つけちゃうことがよくあるんだ。
そのときは「これでいい、道徳的にはこれで正しいんだ」と、
自分を納得させることから始めて相手のことは考えてなくてさ、
そしてあとから過ちに気付いて後悔するんだよ。
目的があると周りが見えなくなるタイプやね。


しかし決して、徳川家康的じゃあないぞ。
そんな生ぬるいハートなら置きっぱなしてきた高校に。
ホトトギスを鳴かすことすら出来ない俺なら死んでしまえ！
そんな織田信長アレンジスタイル！


そういうところが身勝手なんだろうなあ…。