I Love Netrap! pt.1

僕は一切関与してないけど、宣伝しとこ。


REASTA - LOOOSER

LOOOSER

LOOOSER


All track & produced by 100均beats


UZURAさんが旗揚げしたレーベル鶉企画よりのリリース。
しかしリリース後、RESTAは鶉企画を脱退するわけですが…。
方向性の違いとかあるからそれは仕方ないよね。
これからも鶉企画とRESTAから目が離せない!


しかしこうやってネットラッパーが、
ちゃんとCDプレスして、流通をかけて、
ネットというフィールドをメディアに落とし込むのは嬉しい。
やはり音楽を聴くということからはCD・レコードが
切り離せないし、こういう媒体がないと味気がない。
それなりのクオリティを出せるラッパーやTMには、
こうやって作品をリリースしていって欲しいよね。
(それこそCD-R媒体でも良いからジャケくらいつけて)


ネットラッパーで最初にCDを出したのは誰か。
これが結構曖昧だったりする。
当然、らっぷびとだと答える人も多いだろう。
確かにレコード会社のバックアップをしっかり受けて
CDをリリースしたのは彼が初めて。
しかしCDプレス→流通、という条件ならば先人がいる。


ここで問題になってくるのはネットラッパーの定義。
正直、定義も何もないのがネットラッパーだと思ってるけど、
ネットラッパーにカテゴライズ出来ない人たちがいる。
例えばE-TRADERというクルーは、
1stアルバム「軟化岩石」をリリースする半年前に、
Underground Theaterzにアルバム収録曲を投下している。
リアルタイムでその光景を見て無いからわからないけど、
彼らが“ネットでの配信にちょっと興味があって”程度の
気持ちや“自身らのプロモーションの一環として”ネットに
投稿したならそれはネットラッパーとは違うと思うし、
それまでコンスタントに音源を投稿していたのなら、
彼らをネットラッパーと呼ぶことができるだろう。
彼らがその1曲以外を投稿した形跡は見当たらないので、
恐らく前者であり、ネットラッパーで最初にCDを
リリースしたアーティストとは言えないだろう。
ちなみにE-TRADERのTAKUMA氏は、
haiiro氏の2ndアルバムに参加していたりする。
さらにhaiiro氏のアルバムにトラックを提供している、
eemu氏もかつてはネットラッパーだった。
今はもうラップをしないけども、僕は彼のラップを聴いて、
ラップを始めたから、ラッパーとしての影響を少なからず受けている。
実はpigeondust氏も…、なんだかキリがないなあ。


んでまあ話が長ったらしくなったけど、
最初にCDをリリースしたネットラッパーだっけ?
それは火星のheavyさんだと思ってる。
火星とはネットラップ最古の老舗サイトであり、
ネットラップという文化はここから始まった。
heavyさんはその火星の現管理人である。
まあ、今は管理人として動いてるのか知らないけど。
最近ご結婚されて、さらに子供も生まれたからなあ。
落ち着いたらまた新曲を聴かせてくれるかも。


と、そんな彼が満を持してリリースしたのがこちら、


heavy - stylus on my heart...

stylus on my heart...

stylus on my heart...


紙ジャケ仕様のプレスCD。
初回生産分にはおまけのCD-Rも付いてきた。
全国流通しようとがんばったみたいだけれども、
アマゾンとdisk unionにしか置いてもらえなかったとか。
まあ・・・地方タワレコの店頭に行って、レジで
「俺のCD置いてもらえないっすかねー」と訊くような
ラフさだからなあ…。そんなものかもしれない。
つーかこれは流通した、のうちに入るのかな・・・?
まいっか。


このCDのおもしろいところは、
らっぷびとの代表曲ともいえる「When They Cry」、
このK'sさんのビートを使用しているということだ。
どっちが先にこのインストを使ったのかは知らない。
単純にCDのリリース時期としては、
らっぷびとが2007年8月、heavyさんが2007年11月、
らっぷびとの方が早いが、
heavyさんにあたってはCDリリースの諸準備に時間がかかり、
レコーディング終了から時間が経ってのリリースなので、
実質の製作時期は一緒なんじゃないかと思う。
まあ、ここはインストが度々被るネットラップの世界、
どっちが先に使ったかじゃなく、誰がぶちかましたかが大事。
まあ、When They Cryのせいであのインストは完全に、
らっぷびとがモノにしちゃったけどねー。


それでもheavyさんの凄いところは、
らっぷびとを熊本に呼んでイベントを開いたときに、
物販のブースにて、らっぷびとファンの子に対し、
らっぷびとと同じインストを使った曲が入ってるよ〜」
と売りつけていたことである。なんとも商魂たくましい。


ちなみにコミケで最初にCDを出したのは僕だと自負してる。
当時はらっぷびとではない風玉を引き連れてコミケ行ってたなあ。
当時はほんの十数枚、数枚しか持って行かなかったのに、
いまや台車で搬入だもんなあ。やっぱりらぷびとはすごいな!


つづく。