今日は交通量調査のアルバイト。
それもなんと0:00〜24:00という、24時間調査。
普通の交通量調査ってのは日中に12時間実施するそうな。


どうせ予定も金も無いからいいんだけどね!


調査は3人1組で各地に配置されて、
2人で上り・下りをカウントし、1人は休憩。
こうして3人でそれぞれ2時間調査し1時間休憩
というサイクルでローテーションしていく。
ちなみに僕のグループは30代のフリーターの方と、
60代くらいの爺さん。みんなの年齢層が違った。


で、街頭もない片道一車線道路で調査開始。
この交通量調査って単に車の数をカウントすればいい、
そう思ってたんだけど、それだけじゃなかった。
5個のカウンターを使って、乗用車、乗用貨物、バス、
大型貨物、二輪の5種を別々にカウントしなきゃならない。
それを何処で分類するかというと、車のナンバープレート。
例えば「熊本500」と書いてあったらそれは乗用車、
みたいに、地名の後の番号で分類する。
バスや二輪は車の形状で判断しても良いんだけど、
乗用と乗用貨物、そして乗用貨物と大型貨物は、
見分けがつかないことが多々ある。
だからナンバープレートを確認せざるを得ない。
でもさ、カウントスタートは夜0時なんだよ。
ちょっとした田舎の交通量も信号も少ない道路だからさ、
夜中になるとみんなガンガンスピード出していくわけ。
暗いし車は速いしで全くナンバープレートが見えない。
でも同じグループのほかの2人は見えてるようだ。
話を聞くと2人とも交通量調査の大ベテランらしい。
爺さんには“こんなのも見えないのか”と怒られた。


明け方になるにつれ寒さは増していったけど、
徐々に外も明るくなってNo.プレートも読めるようになった。
しかしこれが9時、10時を回り始めると暑くなってきて、
夜には服を着込んでいたのに、この時点でTシャツ一枚。
まさに朝と夜の気温変化の激しさを体感した。


しかしこの仕事の辛さは暑さや寒さじゃない。
気温くらいどうにでもなる。問題は、眠気。
24時間調査で、休憩は2時間おきに1時間。
ちゃんと寝る暇がない。
前日は朝10時に起きて昼寝もしてなかったので、
正午を回った時点で28時間置き続けてることになる。
そして単調な車のカウントのお仕事。これは眠い。
何度かレッドブルを注入してブラックガムを噛んで、
なんとか耐え抜いた。


それと一時間の休憩も、結構苦痛。
何しろ田舎だから、歩いていける範囲に何もない。
あるのは調査の拠点になってるコンビニだけ。
それでも、この調査地点が一番良い場所らしい。
他の調査地点なんて近くにコンビニすらないから、
トイレにしても監督官の車に乗せてもらって、
最寄のコンビニまでいかなきゃならないとのこと。
それを聞いたら何も文句が言えなくなった。


夜になるとまたナンバープレートが見えなくなってきた。
けど、もう車を見れば車種分けが出来るようになってた。
しかし交通量が減ると暇で時間が経つのが遅く感じる。


24時間経過、調査終了。
もう眠いのを通り越してハイな状態。
といっても家に帰ったらシャワー浴びてすぐ寝たけどね。


正直言うとしんどかった。
時間が長すぎるのがダメだね。
今度からは12時間とかのに挑戦してみよう。