ラップとビートの相性はセックスに似ている

ラップとビートの相性は、ある。
何を当然のことを言ってるんだ、と思う人もいると思う。
原曲はそこまで大したことないものだったが、
リミックスにより名曲と祭り上げられてるものもあれば、
原曲に比べて全く冴えないリミックスも存在する。
どれもこれもラップとビートの相性によるものだ。
(たまに大ネタ使いでもってくものもあるけど…)



今、日本語ラップの指針となっているSEEDAを例に挙げよう。
彼のようにラップスキルが高いラッパーのアカペラは、
どんなビートをあてがっても、クオリティの差はさておき、
ある程度のレベルの「楽曲」として仕上げてくれるだろう。
単体では全く以って至らないビートでも、彼のラップが乗れば
聴けないこともなかったりするのだ。


んー…、SEEDAじゃ少し例えが悪かったかな?
要はアカペラだけでも聴けるレベルのラップは、
どんなインストを後付しても大体は乗りこなすと。


しかし僕らのような、
ネットやクラブの片隅で細々と活動しているMC、
未熟なMCのアカペラはそうはいかない。
ビートとの相性が悪いだけで駄作になってしまう。
駄作でも聴けるならまだいい、聞けなかったりするのだ。


最近はそれを切実に痛感した。
何度レコーディングしても乗りこなせていないラップ、
しかし、そのアカペラをリミックスしてみると、
落ち込み、自虐してしまうほど悪くはなくなった。


ラップというものはボーカルと違いメロディーがないので、
キーなどを気にせず簡単にリミックスすることが出来る。
極端な話、BPMさえ合っていれば曲として成立するのだ。
そういった順応性は高いものの、やはり相性は存在する。
MC達には自分に合ったビートを探せるようになって欲しい。
TM達には自分のビートを乗りこなせるMCを探して欲しい。



今日の1曲。
Yuki - スタンドアップ!シスター
http://video.google.com/videoplay?docid=4695171807732452169

メロでの歌い方の切り替えが素晴らしいがなにより、
サビの「立ち上がれ、レコードの溝から」にやられた。
あとPVが可愛すぎる…。一体何なんだ、YUKIの可愛さは。
動きの一つ一つがエロい。セクシーというよりもエロい。
大人の雰囲気が出てるけど子供みたいに無邪気なんだよなあ。
うーむ、可愛いは正義だ。