6月18日(木)

この日は予定があったので仕事を終えてすぐに京橋へ移動。
素敵な女性とサシで飲む約束があったのだ。
あくまで色っぽいことや間違いが起きないよう、
そのためにあえての週末を外したこの日に飲むことにした。
彼氏持ちの女性と酔いと勢いでベッドへ縺れ込んだ日には
目も当てられないし、当然僕も御免こうむるところだ。


相変わらずお互いに相性はいいようで、
口下手な僕だけども途切れることなく会話は延々と続く。
時間が過ぎるのもあっというまでもう22時を回っていた。
普段ならもう一軒、バーにでも行って軽く飲んで帰るところだが、
ご生憎様、その女性は帰るのに1時間はかかってしまうのだ。
明日も仕事だということを考えたら、もう帰すほかない。
もう少し話したかったというのは、きっと僕だけのエゴじゃない。


でも悪いのは僕だ。自由に我儘を押し通しすぎた。
まあ、あの子が今幸せにしてるんならそれでいいよ、
なんて自分勝手なことを口走るくらいに僕は軽薄なんだ。