6月20日(土)

今日は月に一度の土曜出勤日。といっても
土曜は取引先がほとんど休みなのでほぼ仕事がない。
この土曜出勤日制度をさっさと廃止して欲しいけども、
ここで働いておけば月曜が楽になることは確かだ。


それはさておき、夕方からは飲み会。
正直、初めての面子なのでどうなることやらと思ったけども、
普通に楽しかった。クラブ繋がり以外での知り合いって貴重だ。
そこでひとりの女の子が酔っ払ってしまい、
若干の不安があったので僕は家まで付き添うことにした。
電車を乗り継ぎ、なんとか彼女の住処の最寄り駅に着いたものの、
どうにもそれは終電だったらしい。
やらかした、と少しだけ思いつつもまずは彼女を家まで帰し、
僕は途方に暮れることはなく歩いて家まで帰ることにした。
大丈夫、こういうのは慣れっこさ。


可愛い子と二人きりになり、酔っ払ってることをいいことに、
キスもしない、手も繋がない、体を抱き寄せもしなければ、
甘い言葉も無い。家までちゃんと帰ったことを確認して安心するだけ。
お人好し、で済むならいいんだけど逆に病気なんじゃないかって、
最近思うようになってきた。僕はいったい何がしたいんだろう。
僕はいったい、なんなんだろう?


疑問は広がる一方で、しかしそれを考える時間は十分にあった。
なにせこれから僕は歩いて、何駅あるかわからない自宅まで帰るのだ。


しかし、僕は考えることを放棄し、
コンビニでストロングチューハイを買い、紛らわすことを選んだ。
金曜日のスカラがきっとすべて忘れさせてくれると信じて。
ああ、録画していたアンリミテッドブレードワークスが楽しみだ。