ライムスターがライブしに

ぬるま湯での共存か、成功率1%未満の劇的な衝突か。
僕は選択の時を迫られている。悪い夢はもう、見たくない。
「ちゃんと割り切らないと」と最後のアドバイス、どう受け取るか。


昨晩はライムスターが良い夢を見せてくれました。
ライムスターのブログにUPされた写真にDISTEEが写っていて少し笑った。
イベント終了後の夕暮れや南部のサイファーも何気に撮影されていて笑った。


「火の国音楽祭」最高でした。
MADHANDのライブは中々興味深くCDも少し欲しいと思ったし、
SHITAKIRI IXのBIGIzMAFIAさんのラッピンはクールに決まってた。
そしてBLESS HACKERは間違いなくクラブ内の空気を全部持っていった。
彼がステージ上に現れたときは「あれは誰だ?」「まだ前座か、つまんない」
などと、彼を知らない人たちの声があちらこちらから漏れていたが、
彼がビートボックスを始めた途端に、その不満の声は歓声へと変わっていた。
これは、生で見る価値がある。技術面だけなら出演者の誰にも負けていない。


Bless Hackerのショウケースが終わると、司会者がこう振った。
「お次は、フライヤーには載ってないけど、DJ GEORGEの20周年を祝って、
 急遽、駆けつけてくれました!KEN-1-RAW!」
なんだってー、とかMMR風に驚いているまもなく「Friday Night」のイントロが流れ始めた。
ステージ脇から飛び出してきたのは、DOSMOCCOSのKEN-1-RAWさん。
KENさんのライブは何度も観ているけど、そして観るたびに思う。
ライブパフォーマンスが上手すぎる。ライブが栄えるMCです。


その後、熊本のヘッズで知らない奴はいないまむしMC's。
この人たちのライブもかっこいいよなー。


この時点で僕とDISTEEは大体前から3列目くらいを確保。
ぎゅうぎゅう詰めだから実質2列目くらいの感覚だけど。
そしてまむしが終わるといよいよ、ライムスターの出番。
DJ JINさんの登場!どうやらセッティング中らしい。
(何故かセッティング中のBGMがBIGIzMAFIAさんの曲)
僕はワクワクしながらその様子をみていたのですが、
後ろではこんな会話が。
男「ほら、この(客と客の)隙間から覗いてみなって」
女「え、誰かもう来たの?どれどれ?」
男「ここの隙間からならなんとか見えるだろ」
女「あー、見えた見えた、あれが誰?」
男「DJの人だよ(ちょっと興奮気味に)」
女「(興味なさげに)なんだDJか


ああ、単なる有名人が来るから見に来たって口かこの女。
もしくは男のほうが勧めてつれてきたか。


セッティングが終わり、インストが流れ、JINさんが吼えると、
宇多丸さんとMummy-Dがインダハウス。興奮も絶頂。
後ろの客たちが前に更に詰めてきた。痛い、痛いけど、
ライムスターとの距離が更に縮まった。この人たちを此の距離で見て良いのか?
「HEAT ISLAND」の時、人口密度は最高潮に。
渋谷の満員電車を思い出しました。


先ほどから背中に、ぎゅうぎゅう押し付けられている物が気になって、
まあその位置(高さ)からして多分、後ろのお客さんが腕を組んでいて、
その両肘がずっとぶつかっているんだろうなあ、と思っていのですが、
その感触がやけにふにふにしていてやわらかい。もしやと思って、
後ろを振り返ってみると、そこには背が低くて胸の大きな、
可愛らしい女の子が苦しそうにしていました。ああ、そういうことか。
それからしばらくはそこが気になって、さらに、背の低い娘さんだったので、
「この娘、ちゃんとライムスターが見えてるのかな」という心配もあって、
ライブに集中できませんでした。
Hackも似たような状況に陥っていたらしく、後日談、
「こういう意味でも興奮しなきゃならないのか」しみじみと話しました。


しかーし、そこはライムスターのライブ、きんぐ・おぶ・すてーじ。
あの「B-BOYイズム」がかかるとそんなことは蚊ほどにも気にならん!
そして「ザ・グレート・アマチュアリズム」につなげるもんだから、
ずっと叫びっぱなし。アンコールはなんと「肉体関係part.2」!
そこにいないケンさんのヴァースはお客さんで大合唱。
おかげで喉を痛めましたが、いやはや、やはりライムスターはすごい。
興奮が止まらない。本当に、今まで見ていたのはあのライムスターだよね?
こんな、250人というキャパでライブしてくれたのが嘘のよう。
九州各地からはもちろん、わざわざ東京から来たお客さんもいたみたいです。
そのあとフロアをうろついてた宇多丸さんやJINさんやDさんに近づくも、
興奮と緊張が入り乱れすぎて上手く話せないまま接触終了。
JINさんは気を遣ってくれたのか酔っていたのか、割と話すことができました。
恐れ多く遠慮していたのですが、一緒に写真も撮ってくださいました。
ああ、楽しかったなあ。家からチャリで15分の所にライムスターがやってくるとは。


そういえば宇多丸さんにデモCD渡してきたのですが、そこで思ったのは、
著名なMCは、こうやって地方のアングラ音源を集めることが出来るんだから、
なんだか羨ましいなあ、ということ。僕もデモCDを渡されるようなMCになりたい。


次回「火の国音楽祭」のゲストはなんと、あのG.K.MARYANとTinaさんだそうです!
Tinaさん見たい!これは行きたい。
G.K.MARYANは…、アルバムを出したから呼んだのかなあ。



ライムスターのサイン入り「リスペクト」
宝物が増えました。


他の宝物。
タカツキさん&タケウチさんのサイン入り「タカツキタツキ」
ポチョムキンさんのサイン入りDOSMOCCOSの「Natural High
成瀬未亜さんのサイン入り「骨董時計箱」
ROMPIN CREWのサイン入り「24 Rock」