「ねぇ、僕と、心中できる?そうでもしなきゃ、
  僕らはもう、一生辛いままだよ」


結局、僕は弱い人間で、最後に吐いた台詞がこれだ。
一番大事にしていた人と自分にだけ傷をつけて、白紙に戻る。
気持ちの応酬が綺麗にまとまらず多角形を描いて絡まって、
それをリセットするために与えられた選択は、
心中か、自殺か、殺してもらうか、神様もう僕を生かさないで。
掻き回すだけ掻き回して、風呂敷もたためずに消えようとする、
そんな人間なんているだけ迷惑だ。小学生の頃にカッターで切った、
親指の傷だっていまでもまだはっきり残ってるくらいなんだから、
他の傷口だって、もっと長い間、残って蝕み続けることもあるから。
人を傷つけることが怖くて優しい人になりたかったけど今度は、
その中途半端な優しさが、自分だけならまだしも大事な人まで傷つけ、
じゃあそれは優しさなの?と問うと、優しさはバカとはさみと一緒だ。
1人で飛び込む大分の海は冷たく、なるほどこれなら容易に死ねるなあ、
と思うも、運動神経は無いくせに泳ぎだけは達者な自分がありえない。



大分の水族館、うみたまごに行ってきました。
片道4時間の道のりをバスでぶーん、ぶーん山越え。大分は遠いのだ。
それに加えて熊本⇔大分間のバスは日に10本しか出ておらず、
始発は7時30分でそれはまあ良いとして、最終は18時30分と早め。
なので7時30分出発→11時30分うみたまご→17時30分バス停へ向かう
→18時バス停到着→11時ごろ帰宅というハードスケジュール。



水族館・うみたまごのエントランスにある変なオブジェ。



小さくて可愛いカブトガニたん!めっさ可愛いぜよ。



エビの一種らしい。最初、この水槽を見たとき「!?」だったんで、
横にあった解説を読んでみると「フィギュアを沈めてみました」
とかまったく僕の疑問の回答の琴線に触れない一文が載っていた。



密林みたいなガラス張りの空間があって、そこで一生懸命、
そこらの樹木にぶら下がっているはずのナマケモノを探すも、
見つからない。いないのか、と諦めたとき、なんと樹木ではなく、
こんなにも人工的なモノの横にぶら下がっていた。なんてやつだ。




岩の上で吼えるアザラシ、のリラックス中。



ペリカンのカゴをこえたらそこにはペンギンが!!!
ここにいるペンギンはみんな誕生日が5月でした。


最後にハイイロアザラシが岩場で仰向けに寝そべってて、
それを見てるとアザラシが顔をこっちに向けてじーっと見つめ始めた。
もう帰る直前だったから、じゃあ、バイバイ、と手を振ってみると、
なんとアザラシも短い手をパタパタと振ってくれた!可愛かったなあ。


僕の隣ではしゃいでいる、彼女を見てると僕も楽しい気持ちになる、
はずなのに後ろぐらいことが山ほどあって苦笑いしか出来ないまま、
最後に肩を寄せてあげることすら出来なかった僕は猫になりたい。


いっそこのまま死ねたら楽なのに。