派遣:ポスティング

さて、今日は4ヶ月ぶりのアルバイト。
今回の業務内容はポスティングというもので、
“リビング熊本”という新聞みたいな情報誌を
民家のポストに突っ込んでいくお仕事。
新聞配達じゃないから朝はそこまで早くないけど、
それでも6時出勤だから気合を入れて何とか起きた。


派遣先にみんなが集まるとまずは振り分け。
1人の担当者につき2人の派遣を添えて1グループ。
グループごとに車に乗り込み、配布地域に着いたら、
各々新聞を積んだカートを引き、民家に入れていくという。
それを10地域くらい回るということだった。


しかし僕は今回、派遣で1人だけ福岡地域に配属され、
担当の人と1対1で仕事をすることになった。
担当の方は移動時間も長いし人数も2人だけだから、
回る地域は少ないよ、と言ってくれたものの不安。


車で1時間ほどして最初の配布地域に着いた。
おばあちゃんが引きずっていそうなカートに新聞を積むと、
今度は家が一軒一軒明確に記載された一枚の地図を渡された。
この地図の赤マークは、絶対に新聞を入れてはいけない家、
青のマークは絶対に入れなきゃならない家ということだった。
どうやら「入れるな」「入れろ」という苦情があるらしい。
無料配布なんだから苦情なんて言わなくても…って思う。
さらに、何もマークが入ってないところでも、
犬が怖くてポストに近づけない場合は入れなくてもいい
ということだった。このゆるさが新聞配達と違っていいね。
地図に赤・青とマーキングされたところさえしっかり
押さえてれば、あとは入れても入れなくてもOKなんだから。


最初の地域は汗をかきながらもわりと余裕で任務遂行。
これならいけるかも・・・、と思ったけどそれは甘かった。
この時点で時間はまだ朝の8時前。
日光が大地を照らしつけ気温が上昇するのはこれからだ。


福岡の各地域を回るにつれ陽は高くなり気温は上昇、
水分も2リットルペットボトルで持ち歩く始末。


さらに午後から担当の人の携帯が使えなくなった。
家族割?かなんかに加入していて、家族の誰かが
支払いを停滞させてしまい止められてしまったとのこと。
車で移動し配布地域に着いたら二手に別れて行動する為、
携帯がないと連携が取れず、新聞が切れてしまったり、
新聞を配り終えた後の指示を受けることが出来なくなる。
その時、配り終えた後の集合場所なども訊いていなかった為、
街をふらふらする羽目になったり、時間にロスが出始めた。
さらに連絡も取れないのに別行動するのは危険ということで、
最終的には2人で一緒に新聞を配って回ることになった。
いつもは2人別々に配って回ってる物を一緒に配って回る、
こんなの効率が悪いのは当たり前。最後の現場、
北九州を回り終えた時には夜の9時半を過ぎていた。
そして営業所に着いたのは夜の11時半過ぎ。もうすぐ明日。


僕がこの仕事を受けた時に送られてきたメールには、

勤務時間・6:00〜17:00(休憩60分、残業120分)

と書いてあったのだけれども、休憩なんて無かったし、
残業とか6時間超えだし勤務時間だって17時間超えで。
しかも時給750円だけど日給は最大8000円で打ち止め。
17時間労働で8000円。時給に換算すると500円以下。
もうやってらんねー。


しかもこの時間になると帰りの交通手段が無い。
営業所から家まで徒歩で帰ると2時間ほどかかる。
それだけならまだしも、また明日は6時から出勤。
いやいや、これはいくらなんでも回らないだろ。


どうしたら良いかわからずしばらく路上に座り込んでた。
SEやブラック企業の人はもっとしんどいんだろなー、
と考えると弱音は吐けない気がして歩いて家まで帰った。
一体何なんだこの仕事は・・・。