I Got Next

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I GOT NEXT

最近よく聴いているのはmegとKRS-One森高千里です。


パックやビギーがいなくなってヒップホップ文化は低迷し始めた、
という輩が出始めたであろう時期にリリースされた3rdアルバム。
まさか!まだヒップホップの化身であるこのお方がいるではないか。
ShowbizによるM7「A Friend」やM12「Blowe」なんて、
ビートの硬さとストリングスネタ使いは折り紙付きだし、
Jesse Westが手がけたシングルM6「Step Into A World (Rapture's Delight)」は、
奇妙な高音ウワネタと女性コーラスの絡みがちゃんとあっているのかどうか、
あまりにも絶妙すぎてクセになる。自身によるプロデュースワークも充実、
特にM7「H.I.P.H.O.P.」、M12「Real Hip-Hop Pt.2」はベースが弱いも
低音部分はバスドラでカバーしており、その分ラップが目立つような音になっている。
しかしアルバムの最後を飾るロックな楽曲M17「Just to Prove a Point」は
どう考えてもKRS-Oneのスタンスとは異なる物を感じるし、
彼がそれでもこれが俺のヒップホップだというのなら悲しくてしょうがない。
こうしてこのアルバムは非常にガッカリな終焉を迎える。
ちなみにwikipedia曰く、この曲の後に「Step Into A World」の
Puff Daddyリミックスが収録されているらしいんだけども、
僕が買ったのは国内盤だからか、その楽曲は収録されていませんでした。
どうせ買うなら輸入盤が良いようです。国内盤にはRadio mixとInst収録。


A Friend


Step into a World (Rapture's Delight)