寒くは無いなあ。こんな冬なら毎年来ても構いません。
朝から街にお出かけ。ケーキ見るのって結構楽しいです。


「別にキリスト教徒じゃないし、なんで祝うんだよ」とか
「Bloodカラーの衣服を纏ったヒゲ面の家宅侵入者のどこがいいんだか」とか、
文句垂れてクリスマスを良く思わない人がいますが、僕も前者寄りの意見です。
かといって悪いとは思いません。あちこちでセールがありますし。
前夜祭は特に日本ではセックスナイトなぞと呼ばれていますが、
お祭り気分で普段とはまた少し違う感覚になるというのは、
愛する二人の結合のほかにも、邂逅、接近などもございまして、
空調の利いた部屋での激しいお突き合いとはまた違った、
冷たい空気の中でわずかなぬくもりを探り合う、そんな2人もいるのです。
僕らは名前さえもない新しい感情を抱いている。
それを愛と言うのであれば確かにそれまでの話だけど、
でもこれは、他の誰かとの間にできたどんな物ともまるで違う。
だから僕はこれに名前をつけない。


自分は西洋行事なんて全く意識しない人だと思っていたのですが、
結局、この日にこういうことを気にしてしまうと言うことは、
「ケーキ屋や玩具屋などにより操作されてしまった祭典」に
僕が押し負けていると言うことでしょうね。
それでもいいのさ。貴女と話す時間を少しでも作ることが出来るのなら。


コンビニでドリンクを買おうと、財布を取り出したときに、
ポケットに突っ込んでいたレシートを落としてしまいまして。
それは間違いなくそれはさっき買ったAVのレシート。
「落としましたよ」と店員さんに親切に拾ってもらうも、
内容が内容なのでその動揺を悟られないように「Oh, Thanks」と、
ちゃんと礼を告げひったくるようにレシートを回収しました。
まあ、中古屋で買ったものだし、どうせ「チュウコDVD 2点」とか、
明細もろくに書いてないものだろうと思いレシートに目を落とすと、
そこには丁寧に「AVのタイトル/女優名」が記載されていました。
更に会員カードを提示して購入したので、僕の本名まで載っています。
なんだよこの明細、いいことなんにもねぇ。拾ってくれたコンビニ店員に
「そうかこれからこいつは酒を飲みながらAVを見るんだなメリクリww」
なんて思われたに違いない。


そして僕は、確かに貴女と同じ月をみていた。


うん、酔ってるのかな?


赤服のオッサンにはなんの興味も無いけど、そんな僕ではない
誰かはこのことを意識していつもとは違う顔を見せてくれるので、
お祝いはしましょう。夜が明けるにはちょっと早いけど、メリー・クリスマス。