ジーニアスバーに行ってきた

先月、前かがみになったときに胸ポケットからiPhone4Sを落とした。
あらあらまあまあ、と拾い上げその時はそのままポケットにしまった。
後になって明るいところでiPhoneをみてみると、
なんと画面に数本、ヒビが入っているではないか。
画面の上部に至ってはヒビどころか粉々に砕け蜘蛛の巣のようになっていた。



画面自体のヒビは大したことないからしばらくそのままつかっていたのだけれども、
ある日、その割れたガラス片で怪我をし、血が流れてしまった。
流石にこのまま使い続けると、通話時に耳を怪我するのも時間の問題だ。



さてどうしたものか。
サポートに送れば状態を確認し、対応してくれるだろう。
しかしiPhoneを送ることになれば、処置が終わり返ってくるまでの間、
手元に携帯電話が無いということだ。流石にそれは困る。



iPhoneのガラス面の割れについてネットで調べていたところ、
"Appleの電話サポートはクソだ、ジーニアスバーに直接持ち込むのが正解"
という意見が多数見受けられた。
サポートでは有償と言われたがジーニアスバーなら無償で交換してもらえた、
保証に入っていたから無償で交換してもらえた、という話も。



そして本日、都合よく福岡博多に出向く機会が訪れたので、
この際に天神のジーニアスバーに持ち込んでみることにした。



用事が午後3時過ぎに終わりすぐにジーニアスバーのHPにアクセス。
すると午後4時20分からの予約が可能だったのですぐに予約。
ジーニアスバーに行く前にまず必要なこと、それはネットでの予約
予約をしておかないと、予約客優先のためかなり待たされることがあるという。
あと、予約をしていないと店が暇でも門前払いされるという噂も。事実はいかに。



午後4時10分にApple Store福岡天神に到着。
予約していた時間よりも10分早いけれどもスタッフへ声をかけてみる。
すると「時間通りのスケジュールになりそうなので少々お待ちください」とのこと。



ここで思ったのは業務の管理はiPadでやってるんだなーということ。
いやそりゃまあApple社なんだから当然っちゃ当然なんだけど。



少し待ち時間があったので気になっていた新型のiMacをチェック。
21インチモデルは入荷していたけども、27インチの入荷は12月下旬になるらしい。
今使っているディスプレイが17インチだから21インチでも相当大きく感じたけど、
27インチはまだ大きいんだよな…。作業能率化のためにも27インチが欲しい。


そうこうしてるうちに、パツキンのギャルいおねーさまが声を掛けてきた。


「ご予約頂いていたダム様ですね、本日はどうされましたか?」
iPhoneのガラス面が割れてしまいまして」
「あちゃー、これは交換になりますね。交換に必要な予算はご存知でしょうか?」
「はい、知っています。それと保証に入ってるはずなんですけど…」
「では確認しますね」


そう言うとギャルいおねーさんは、
手に持っていたiPod touchに僕のiPhoneのシリアルナンバーを入力し始めた。
ほう、Apple Storeの業務はiPod touchでも行っているのか。電子化すごい。
手元を見ているとおねーさんの爪には綺麗なネイルアートが施されていた。
ギャルいジーニアスバースタッフとかたまらんね。
作業中、「しかし見事に割れてるね。ケース付けた方が良いよ」と言われたけども、
ケースごと割れたんだよ畜生。薄いシェルケースが好きなんだよ…。





「あー、君の保証は自然故障のみ対象のやつだねー」
「え、そうなんですか」
「もともと1年保証が付いてるんだけど、それを2年に延ばすってやつね」
「(そういえばauの人もそんなこと言ってたような)」
「で、今回は交換になるから…料金17800円になります。よろしいですか?」
「はい、お願いします」


そう爽やかに、気持ちよく即答したものの、心はダークブルー。
17800円だと…?僕の給料4日分じゃないか。
それを支払って得るものが"iPhoneの画面のヒビが消える"だけだって…?


だったらもういっそ画面割れたまま使うわ!支払い額に対するバックが少ない!
でもそう伝えることが出来なかった。スタッフのおねーさんがギャルかったから。


この有償交換をもちかけたのが最初に対応してくれていた、
エストラブみたいな髭を蓄えた気さくなギークだったなら断っていた。
「そんなに料金が高いんだったらそのまま使うからいいよ」ってね。
でもそれができなかった。なぜなら相手がギャルかったからだ。


そんな大金持ち歩いてるはずもなく渋々とカードで一括払い。
しかしなんだ、カードの支払いもiPod touchで済ませるんだね。
このおねーさんがもってるiPod touchやたら厚みがあるなーと思ったら、
裏にカードリーダーが装着されてたの。そこまでするか!?


そしてクレジットカードの支払いで必要になってくるのがサイン。
このサインさえもiPod touchを通して行われた。
iPod touchの画面に表示された署名欄にサインしてくれというのだ。
とことん他社の機械類、紙媒体を廃したスタイルにはこだわりを感じた。


ただ領収書だけは紙で発行されてたけどね。
そりゃまだまだ世の中は紙がメインだもの。
Appleのペースに合わせろってのが無理な話だ。
あとサインする時にタッチペンくらい用意して欲しかった。
指じゃ細かく文字を書くことができないよ…。


ネットで調べていた時は、
画面割れでも無償で交換してもらえたとかそういう話をみかけたけど、
まあ世の中そんなに甘いもんではなく、
しっかりと17800円請求されました。


無償交換なんてまずないです。
アップル神対応とか嘘嘘、ただの金の亡者だよ。
iMacに乗り換えるつもりだったけど、その気も大分削がれてしまった。
Appleを愛してる人にとってはそれで良いんだろうけど、
信者ではない僕には辛いものがあった。


そりゃ画面割っちゃった僕が一番悪いんだけどさ、
画面割れのためだけに17800円払うなんてのはありえないよ。
もっと本体交換ではなく画面交換1万円、とかプランを提示して欲しい。
非正規の画面割れ修理屋が出てくるのもよくわかる。



というAppleの不満でした。